アメリカ教育統計ダイジェスト 用語集

本ページは、Digest of Education Statistics 日本語版で使用された用語の解説を掲載しています。ポストセカンダリーアナリティクスは各用語の説明及び解説に関して、その正確性については万全を期しておりますが、利用者がホームページの情報を用いて行う一切の行為について何ら責任を負うものではありません。

あ-か さ-た な-は ま-わ その他

あ-か行

秋学期在籍学生数 (Fall enrollment)

秋学期に在籍した学生数。12ヶ月間在籍学生数合計と並行して使われる。政府が使用する学生数は秋学期在籍数に基づいていることが多い。

運営目的のための政府補助金(収入)(Government appropriations)

立法機関を通して高等教育機関の運営全般を支えるために拠出される資金。日本でいう運営費交付金もしくは補助金にあたる。使用目的を特定している助成金は含まれない。

遠隔教育(Distance education)

講師と地理的に離れている学生へ教育を提供するため、また非同期または同調的に学生と講師間の正規であり、現実的な交流を補助するために一つまたはそれ以上のテクノロジーを用いる教育である。インターネット、放送、DVD、CD-ROMsなどが遠隔教育の主なツールとして用いられる。

オープン・アドミッション (Open admission)

高校卒業資格を持つ学生ならば、出願したどの学生でも合格を認める入学制度。基本的に、州立の2年制大学(いわゆるコミュニティ・カレッジ)及び一部の4年制大学はこのオープン・アドミッション方針を用いている。

学位授与高等教育機関(degree granting institutions)

通常2年以上の学業を必要とする短期大学士かそれ以上の学位を授与する高等教育機関。この中には、少数ではあるが、高等教育法第4章奨学金プログラムに参加していない大学も含まれる。

学位/証書取得目的の学生(Degree/certificate-seeking students)

卒業率や歩留まり率の計算をする上で分母として使われる。2年制と4年制大学では、学位取得を目的に大学に参加した学生を指し、2年制未満の機関では証書取得を目的とした学生を含む。高等教育機関によって学位、免許、その他学位等取得目的と見なされている学生をいう。高等教育機関の授業を履修している高校生はこのカテゴリーには含まれない。

学術支援 (Academic support) 

大学機関の基本3大ミッションである、教育、研究、公共サービス(Public Service) を支援する活動に関わる経費を表す機能別経費カテゴリーの一つである。例えば、図書館、博物館、展示物などにかかる経費や、高等教育機関の学術機能への支援活動に係る経費、視聴覚サービスなどのメディア関連費、大学行政に関わる費用(ただし学部長以上)、また公式に組織されたり、もしくは単独で予算を立てた能力開発及びカリキュラムに関する開発経費(例えばファカルティ・ディベロップメントなど)、学術支援活動に関連する情報技術経費も含まれる。ただし、もし高等教育機関が情報技術関連の経費を独立して処理していない場合は、教育、研究、公共サービスに関連する分の経費はこのカテゴリーに含まれ、残りの額は機能支援のカテゴリーに含まれる。設備維持費、利子、減価償却も、教育、研究、公共サービスに関連する経費はここに含まれるが、その額が、実際の額なのか、推定額を表しているかは大学によって異なる。

学生支援(Student services)

入試及び教務に関わる業務、及び学生のサポートを目的とする活動に支払われる機能別支出カテゴリー。学生活動、文化的イベント、学生新聞、校内競技会、学生組織への支出などが例として含まれる。また、大学スポーツ及び学生保険サービスなども、大学機関と独立で運営されている事業でなければ、ここに含まれる。学生支援に関わる情報技術経費は、会計上独立して報告されなけていればこの機能に含まれる。そうでない場合、これらの経費は組織支援に含まれる。学生支援に関わる事業及び施設維持の配賦費用及び実質費用、利子、減価償却もここに含まれることになっているが実際は大学によって報告方法は異なる。

学士号(Bachelor’s degree)

フルタイム相当の大学生活において通常少なくとも4年多くとも5年の学業を必要とする学位。通常4年の大学生活を3年で修了可能な学士号も含む。

カーネギー分類(Carnegie Classification)

カーネギー教育振興財団によって開発された大学の分類手法。

学年度

暦の上の年ではなく、大学の用いる年度のこと。大学によっては、夏学期が年度始まりであったり、秋学期が最初であったりと、学年度の最初の月は大学によって異なる。

学費(Tuition) 

学生に課せられる学年度全体の授業料。授業料は通常1単位時間ごとに課せられる場合が多いが、大学によっては日本のように一律同額を課す私立大学もある。

関連学費(Fees)

授業料の他に、教育活動を支援することを目的に学生に課される費用のこと。医療センター利用料や、その他施設使用料などがここに含まれる場合が多い。通常1単位ごとに加算され、授業によって異なる額を課されることもある。例えば実験などを伴う授業は高めの関連学費が設定される。

機関支援 (Institutional support)

高等教育機関の日常業務支援のための経費を含む機能的経費カテゴリーの一つ。一般的な大学運営関連経費、中央執行レベルの活動、法的及び財務活動、建物管理、人事部及び記録室、購買及び印刷活動、広報・営業・マーケティングに関わる経費が含まれる。情報技術関連経費は、学術支援や学生支援に含まれていなければ、この機能に含まれる。事業及び施設維持に関連する情報技術の費用もこのカテゴリーに含まれる。

寄付金 (Gifts)

寄付あるいは贈与からの収入。遺産贈与、保証、外郭団体あるいは、合併等していない単独の団体から寄付、分配可能あるいは取消不能信託あるいは基金からの収入を含む。

教育 (支出データ)(Instruction)

大学、学部、その他、高等教育機関の教育的部門の経費及び予算で他に組み込めない学部の研究、公共サービスの経費を含む機能別支出カテゴリー。一般学術教育、職業教育、地域社会教育、成人教育、一般及び特別の課外講座を含む。単位取得可能及び単位取得不可の活動の経費を含む。主な機能が行政である学術学部長などに支払われる額は除く。教育に関わる情報技術の支出は、もしそれが教育のみに関わるものと特定されるものは、このカテゴリーに含まれる。そうでない場合は、これらの支出は学術経費に含まれる。教育に関わる事業及び施設維持の配賦費用及び実質費用、利子、減価償却もここに含まれることになっているが実際は大学によって報告方法は異なる。

教員(Faculty)

大学教員。具体的には、主な活動となる教育、研究、公共サービスを行う目的としての業務に従事するものを指す。大学教員の役職は、日本と同様に教授、准教授、助教、専任講師、講師などのランクに分かれる。大学によっては、報告されている教員数に総長/学長、理事長、副理事長、学部長等の役職を務めている元教員が含まれている場合もある。大学院生助手、教育助手、研究助手はこのカテゴリーに含まれない。

関連活動のサービス及び販売収入(Sales and services of educational activities)

教育、研究、公共サービスに関連するサービス及び販売からの収入。例として、映画レンタル、科学及び文学に関する出版物、テストサービス、大学出版局、日常品、機械工業製品、データ処理サービス、美容サービス、授業で準備する手工芸品の販売などが含まれる。

教員ランク (Faculty Rank)

教員の役職のこと。ここでは、以下のように訳を行った。

Professor = 教授
Associate Professor = 准教授
Assistant Professor =助教
Lecturer = 講師

教授と准教授はテニュア(終身雇用)が保証されている場合が多い。助教はテニュア(終身雇用)が保証されていない場合が多い。

研究(Research)

高等教育機関の3大ミッション(教育、研究、公共サービス)の一つ。機能別支出カテゴリーで用いられる場合、研究目的の作業に支払われた額を意味する。外部から獲得した資金をもとに行われた研究などはここに含まれる。ただし、実際に研究目的に支出された費用であっても、会計上研究目的と必ずしも特定できない支出は含まれない。例として、教員が通常業務の中で行われた研究活動に関わる支出はこのカテゴリーから除かれる。

合格率 (Acceptance Rate)

合格者数を合計出願者数で割った値。

講義担当教員(Instructional Faculty)

講義を担当する教員のこと。研究のみに従事する教員、もしくは大学行政のみに関わる教員と区別するために使われる。

講義担当スタッフ(Instructional Staff)

状況によって2つの意味を持つ。広義では、教員を含む講義を担当する人全てを指す。狭義では、教員ではないが、講義を担当するスタッフのことを意味する。

公共サービス(Public service)

高等教育機関の3大ミッション(教育、研究、公共サービス)の一つ。財務データで扱われる場合、公共サービス目的に支払われた額を指す。各大学によって公共サービスの定義は異なるが、代表的な例としては、学内・外の会議、学術学会、教員が従事するコンサルティング業務、高校訪問、オープンキャンパス等が含まれる。

高校卒業認定試験 (General Educational Development test)

日本の大学入学検定試験と同等、高校卒業の資格を得るための試験である。略してGEDと呼ばれる。

公的資本支援 (Capital appropriations)

建物、土地、施設、その他資本的資産を買収、建設、増築等するために政府が高等教育機関へ充てる資本目的の支援。

高等教育総合情報調査 (Higher Education General Information Survey (HEGIS) 

高等教育総合情報調査システムは、1966年から1985年の間に全米教育統計センター(National Center for Education Statistics) によって行われた大学調査のことを指す。現在行われているIPEDS の前身である。高等教育機関の属性、在籍学生数、授与学位、給与、被雇用者、財政に関する統計、図書館、その他などのトピックに関する高等教育機関レベルのデータを収集し、約3400の高等教育機関が参加した。

高等教育総合データシステム Integrated Postsecondary Education Data System (IPEDS)

通称IPEDS(アイペズ)。全米教育統計センター(National Center for Education Statistics)によって管理されている高等教育総合データシステムのこと。1986年に開始され、年次高等教育機関レベルのデータ収集、及び公開を行う。高等教育法第4章に定められた連邦政府奨学金プログラムに参加している機関は、IPEDSにデータを報告する義務を負う。高等教育機関は年間を通して様々なデータを報告する義務を負う。

高等教育法 (Higher Education Act)

1965年に制定された、それ以前は曖昧にされていた連邦政府の高等教育に対する役割を明確に定義した法律である。最も重要な役割として、高等教育法は連邦政府が学生奨学金プログラムを運営することを承認した。また、教員養成プログラムや低所得者の学生に対する支援プログラムなど、特定プログラムに対する支援も高等強教育法は承認している。この法は2008年8月高等教育機会法として改訂された。

高等教育法第4章奨学金プログラム(Title IV Aids)

高等教育第4章奨学金プログラムには、給付型奨学金、ワークスタディ 、ローンが含まれる。これらには、連邦ペル給付奨学金 、連邦補助教育機会給付奨学金 、学業競争給付奨学金、全国理科数学タレント給付奨学金、教師支援給付奨学金、連邦ワークスタディ、連邦パーキンズ・ローン、給付助成金あるいは政府保証民間ローンのスタッフォードローン、給付助成金なしあるいは政府保証民間ローンのスタッフォードローンを含む。

高等教育法第4章奨学金プログラム参加大学(Title IV Institutions)

高等教育法第4章奨学金プログラムの参加に参加している高等教育機関のこと。このプログラムに参加しなければその大学に通う学生は連邦政府が運営する奨学金を受け取ることはできない。基本的にほとんどすべての大学がTitle IV institutionであるが、ごくまれに、参加していない大学もある。

恒久基金 (Permanent endowment) 

高等教育機関によって保持され、寄付者によって恒久的に保持することが義務付けられている基金。

公立大学

本サイトでは、州立ではないが、公的な機能を果たすことが求められる大学を公立大学と訳した。例としては市立大学、や市立、もしくは郡・地区が創立したコミュニティカレッジなどがここに含まれる。厳密にはアメリカには公立大学というものは存在しないが、州立大学と区別するためにあえてこの用語を使用している。

コミュ二ティカレッジ(Community College)

州立の2年制大学のこと。日本でいう短期大学士を授与する機関。高校卒業生か同等の資格を持つものならば無条件で入学でき、学費は4年制大学よりも比較的低く設定されている。

さ-た行

再入学学生 (Re-admitted Student)

かつて在籍していたが、休学し、再び再入学した学生のこと。通常1年以上授業を履修しなかった学生は再出願をする必要があり(大学によって厳密なルールは異なるが)、再び入学が認められれば、再入学学生として大学に在籍する。

事業収入 (Operating Revenues)

事業を遂行することによって得た所得のこと。学費収入などはここに含まれる。

事業外収入 (Non Operating Revenues)

本業以外の活動を通して発生する収益のこと。政府からの補助金収入などはここに含まれる。

実質学費 (Net Tuition Price)

学生が1年間大学に通うために実際に支払っている学費及び関連学費の総額。学生が受け取った給付型奨学金はその総額から差し引かれる。ローン及びワークスタディは奨学金とはみなされないため、その額は差し引かれず実質学費に含まれている。

実質学費収入(Net Tuition Revenues)

大学機関の年間学費総収入から機関が拠出する奨学金支出を差し引いた額。機関が拠出するローン支出は実質学費収入に含まれている。

実質費用 (Net price of attendance )

学生が1年間大学に通うために実際に支払っている額の総額。学費及び関連学費、教科書、寮などの居住費、食費などが含まれ、その総額から給与型の奨学金を差し引いた額。この際ローン及びワークスタディは奨学金とはみなされない。

資本助成金及び寄付金(Capital grants and gifts)

高等教育機関の政府以外からの資本収入。資本資産を買収、建設、拡充するために主に用いられる。

州及び地方政府助成金 (State and local government grants)

大学機関に対して使用目的を特定した、州政府及び地方政府(市政府など)からの財政支援。州・市政府が運営する奨学金もこのカテゴリーに含まれる。

証書(Certificate)

高等教育機関で授与される、学位以外の、獲得した専門技能を証す証書のこと。職業訓練学校の2年以内のプログラムで授与される事が多いが、中には4年制のプログラムや、大学院で授与される証書もある。

新入生(First-time Freshman)

初めて高等教育に参加した新入生のこと。現在高校生でありながら大学の授業を履修している学生は新入生のカテゴリーには含まれない。Entering Freshmanと呼ぶ大学もある。

全米教育統計センター (National Center for Education Statistics (NCES))

全米教育統計センターとは、教育省・教育科学研究所傘下に属す、アメリカの教育に関するデータを収集及び公開を司る機関。IPEDSのデータ収集及び公開もこの機関が担当する。

成人学生(Adult Student)

一般的には、25歳以上の学生を成人学生とみなしている大学が多い。

卒業率(Graduation Rates)

「学生の知る権利」(Student-Right-to-Know) に関する法令に基づいて各大学が連邦政府に報告を義務付けられているデータ。IPEDSでは、卒業率を学位取得を目的としたフルタイムの新入生が、4年制大学であれば6年以内、2年制大学では3年以内に卒業する学生の割合と定義している。大学は卒業率を性別及び人種別に報告する義務を負う。2007年以前までは、スポーツ推薦の学生を入学させている大学は、各スポーツごとに卒業率を報告する義務を負う。それ以降は、大学は政府にスポーツ推薦学生の卒業率を連邦政府に報告する義務はなくなり、各大学のホームページに公表することが変わりに義務つけられるようになった。

第一専門職学位分野 (First-professional)

この用語は2010—11年以降使われていない。第一専門職学位は、以下の基準を全て満たしたプログラム修了を必要とする学位である。(1)専門職として実務を始める学術的専門性の修了、(2)プログラムに入学する以前に少なくとも2年間の大学教育、(3)専門プログラムの長さに加え、必須である大学での勉強以前を含み、プログラム修了するために合計少なくとも6年間の大学教育。専門職学位は以下10の分野がある。

  • カイロプラクティック(D.C. or D.C.M.)
  • 歯科 (D.D.S. or D.M.D.)
  • 法学(L.L.B., J.D.)
  • 医学 (M.D.)
  • 眼科 (O.D.)
  • 整骨医学(D.O.)
  • 薬学 (Pharm.D.)
  • 足治療(D.P.M., D.P., or Pod.D.)
  • 神学(M.Div., M.H.L., B.D.)
  • 獣医学 (D.V.M.)

大学進学準備プログラム

中・高校生などを対象に行われる、大学進学を啓蒙するために行われるプログラムの総称。大学の授業についていくための学力を付けさせるためのプログラムもあれば、大学出願支援、奨学金説明会、また親へのサポート等、大学進学に関する知識を提供するプログラムもあるなど、様々な形がある。

短期大学士号(Associate’s degree)

フルタイム相当の大学生活において通常4年未満少なくとも2年間を必要とする学位。日本の短大卒業者に授与される短大学士号とほぼ同等の学位。

短期大学士型大学 (Associate Institution)

最高学位が修業年限2年の短大学士号を授与する大学機関。コミュニティ・カレッジなどはこの分類に含まれる。2年制大学とほぼ同義。

地方政府補助金 (Local appropriations)

州以下の政府からの高等教育機関の一般運営を支援することを目的にする支出。通常は市政府がこの支出を担うことが多いが、郡や地区などが負担する場合もある。

テニュア (Tenure )

教員に保証される終身雇用のこと。テニュアを持つ教員は、経営難などの例外を除いて、その大学において終身雇用が保証される。

独立学生 (Independent Student)

学費及び大学に通うための必要経費を自ら支払う能力を持つ学生のこと。奨学金審査の際に考慮される。24歳以上の学生、結婚している学生、扶養家族を持つ学生、大学院生などは独立学生とみなされる。

独立経営事業 (Independent operations) 

主に収入・支出データで使用される、大学機関の主なミッション(教育、研究、公共サービス)と直接的な関連を持たない独立事業に関連する機能別経費。一般的にこのカテゴリーは、連邦政府が資金提供する研究開発センターに限られる。情報技術経費、事業及び施設維持費の配賦費用、利子、独立経営事業に関連する減価償却を含む。高等教育機関の寄付金投資などの独自に所持し、経営している事業の経費は除かれる。

独立経営事業支出・収入(Auxiliary enterprises expenses)

教職員または学生へ提供するサービスに対し対価として料金を徴収しすることによって収益を上げ、高等教育機関とは独立した事業に要する支出、もしくはそこから得られた収入。独立事業の例としては、学生寮、食事・食堂サービス、学生健康サービス、大学のスポーツ競技(大学とは独立して経営が行われている場合のみ)、学生自治会、大学内店舗、教職員の駐車場、教員の住居、大学内の映画館等がある。事業及び施設維持費、利子、減価償却のための実費または配賦費用を含む。

土地付与大学(Land-grant institution)

1862年及び1890年のモリル法の援助を受けるために州議会あるいはアメリカ連邦議会によって指定された高等教育機関を指す。モリル法は、指定された大学に土地を付与することによって、農業、軍事、機械工などの実践的な学問、及び一般教養教育の推進を目的とした。

な-は行

入学率 (Yield Rate)

入学者数を合格者数で割った値。

パーキンス・ローンプログラム (Perkins Loan program)

連邦政府が出資する低所得者層向けの低金利学生ローン。学部生、大学院生共に受給資格がある。

パートタイム学生(Part-time student)

学部生:2学期制そして4学期制の大学で1学期あたり、12未満の単位を履修している学生。大学院生の場合は、9未満の単位を履修している学生を指す。

非学位授与高等教育機関 (non-degree granting institutions)

通常2年未満の修業を必要とする証書を授与する高等教育機関。学位は授与しない。

非学位取得目的学生(Non-degree Seeking Student)

学位や証書取得を目的としない学生。例えば、交換留学生、高校生で大学の授業を履修している学生などが含まれる。

被扶養学生 (Dependent Student)

学費及び大学に通うための関連経費を親に負担してもらう学生のこと。被扶養学生は奨学金審査の際に、学生自身の収入ではなく、親の収入で奨学金受給資格、及び受給額が決定される。

歩留まり率 (Retention rate)

高等教育機関において教育プログラムを継続する学生の割合を測定したもの。IPEDSにおいては、前年秋学期にフルタイムで在籍した学位を取得目的としたフルタイムの新入生が、今学期の秋学期に継続して在籍している割合を指す。各大学では、新入生だけでなく、他学年の学生の歩留まり率も通常算出していることが多い。

フルタイム学生(Full-time student )

学部生:1学期あたり12単位以上を履修している学生。もしくは1週間に24時間以上(予習・復習含めて)を必要とする授業を受けている学生。大学院生:9単位以上を履修している、あるいは高等教育機関によってフルタイムと考えられる修士論文または博士論文の準備に従事している学生。博士号、専門職実務のフルタイムの定義は高等教育機関によって変わる。

フルタイム換算 (Full-time-equivalent Conversion)

学生フルタイム換算とは、学生の総合計履修単位数にもとづいて算出された学生総数をを指す。IPEDSには2種類の学生FTEが報告されている。一つは秋学期の学生FTEであり、もうひとつは年間学生FTEである。秋学期の学生FTEは、フルタイム学生(通常12単位以上)を1学生FTEとみなし、パートタイム学生の平均FTEを大学種そして学位レベル別に以下のように仮定して算出している。

<学部生のパートタイム学生一人当たりFTE>

州立(公立)4年制大学(.403543)
私立(非営利及び営利)4年制大学(.392857)
州立(公立)2年制及び2年制以下大学(.335737)
その他全高等教育機関(.397058)

<第一専門職学生のパートタイム学生一人当たりFTE>

州立(公立)4年制大学 (.600000)
私立(非営利及び営利)4年制大学 (.545454)

<大学院生のパートタイム学生一人当たりFTE>

州立(公立)4年制大学 (.361702)
私立(非営利及び営利)4年制大学(.382059)

12ヶ月間の合計単位数にもとづいて計算されたフルタイム換算は、以下の計算式を用いてFTEが換算される。

<4学期制度の大学の場合>

 

  • 学部生-年間45単位を1FTEとする。 
  • 大学院生-年間36単位を1FTEとする。 
  • それ以外-年間900時間を1FTEとする。

 

<2もしくは3学期制度の大学の場合>

 

  • 学部生-年間30単位を1FTEとする。 
  • 大学院生-年間24単位を1FTEとする。 
  • それ以外-年間900時間を1FTEとする。

 

ペル給付奨学金(Pell Grant program) 

連邦政府が出資するアメリカ最大の給付型奨学金。低所得者層の学部生を対象にした給付型奨学金で、学生は年間最大5,645ドルを受け取ることができる。


ま-わ行

利子(Interest)

一定の期間以上資金の使用のために支払われる額。利子所得は、投資収益の中に含まれ、高等教育機関が支払う利子は利子支出として報告される。

理事会 (Board of Trustees)

大学機関の最終責任を負う、最高意思決定機関。日本の大学の理事会と違い、アメリカの大学の理事会員は通常大学外に別のフルタイムの仕事を持ち、大学運営の日常業務には直接関わらない。理事会は日常業務の指揮権を学長に委任し、学長は定期的に理事会で進捗状況を報告する義務を負い、学長の提案する政策に対して採決をとる権利を保持する。大学によって理事会の呼称は変わり、Board of Regents, Board of Governors 等と呼ばれることもあるが、機能は皆同じである。

リメディアル教育 (Remedial Education)

大学に入学したものの、大学の授業を履修するために必要とされる学力を満たしていない学生の為に行われる授業。授業内容は多岐にわたり、大学によって異なるが、通常、数学、英語(読解、小論文)の授業が行われる。大学によってはDevelopmental Educationとも呼ばれることもある。

歴史的黒人大学(Historically Black Colleges and Universities )

1964年以前に創立された、黒人学生に教育を提供することを目的にした大学。州立私立含め、全米に約100程の歴史的黒人大学が存在する。

連邦政府助成金 (Federal government grants and contracts) 

大学の特定の活動(学生サポートプログラム、研究、公共サービス等)を目的とした連邦政府機関からの助成金を指す。政府会計基準審議会(GASB)に所属する高等教育機関は、この分類の中に連邦ペル給付奨学金も含む。

ワーク・スタディ(Federal Work-Study)

連邦政府が運営する奨学金プログラムの一つ。低所得者層出身の学生を対象に、大学機関にかわって、学内のアルバイト賃金を支払うパートタイム労働プログラム。連邦政府が基本全額負担するがによって主に成り立っているが、高等教育機関が一部賃金を負担する場合もある。最大利用額は、学生の経済的必要性、学生の労働数、高等教育機関で利用出来る基金総額に基づいている。

その他

ACT 

ACTとは、英語、数学、小論文、科学の4科目において大学に進学する上での教育の適応性を測定する全米共通テストの一つである。多くの大学、特に4年制の大学が出願条件の一つとしてACTスコアの提出を義務付けている。同様のテストして、SATがあるが、どちらのスコアを要求するかは大学によって異なる。

2年制大学 (2 -year institution) 

2年間の教育を要する学位、日本でいう短大学士号に近い学位を授与する機関。主にコミュニティカレッジのことを総称して2年制大学と呼ぶ場合が多い。しかし、少数ではあるが、2年制の学位を授与する私立大学もある。

2年未満機関 (Less-than-2-year institution)

2年未満の教育プログラムを提供する高等教育機関。日本で言う専門学校に似た機能を持つ機関が多い。学位は授与せず、専門資格を授与する。

4年制大学 (4 – year institution) 

学士号を授与することのできる大学。2年制大学との対比で用いられる。学部・大学院を共に保持する大学も4年制大学に分類される。

9ヶ月契約講義担当教員(instructional faculty on 9-month contracts)

授業を受け持つ教員で、かつ年間給与が9ヶ月分の労働によって支払われる教員のこと。夏期に授業を受け持つ場合は、別の契約を結び、その分の給与が支払われる。

12ヶ月間在籍学生数合計(12-month enrollment)

当該学年度における12ヶ月の間に、最低一度でも授業を履修した学生数の合計。アメリカにおいては、1学期のみ履修しない学生も数多くいるため、年間の学生実数を把握するために連邦政府が集めているデータ。